アカテガニ~毎月、海にお出かけするカニ~

生き物

先週末の鳥羽旅行、水族館に行く前日は海で遊びました。

砂浜で山を作って、壊れて、また作って、壊されて。

飽きずに子供たちは、同じことをして遊んでいます。何時間でも同じルーティーンができる、子供は良いですね。

そんな、海もひとしきり終わりそうな時にカニが歩いていました。

アカテガニ、サルカニ合戦のモデル

海や沢にいるカニが多い中、アカテガニは干潟や、汽水地、山などに生息しています

アカテガニは陸地、森の中にすむカニです。

サルカニ合戦のモデルにもなっています。

確かにサルカニ合戦は、柿の木に登った猿がカニに向かって柿をなげていますね。

ということは森の中ですね。

今回、アカテガニを見つけたところは、海辺の横の森の近く。そこに住んでいたんでしょうか。

結構、長生き。アカテガニの一生、

アカテガニの寿命はオスで10年、メスで7、8年程度。小型のカニですが、長生きです。

冬の間は冬眠して越冬します。活動は5月くらいから。

アカテガニは雑食です。ミミズや小魚、動物の死骸から草まで食べるようです。植物はイネが好きみたいです。

これは、オスです。腹部分が逆Vのものがオス

逆U型がメスです。

同じ赤色、ハサミで威嚇 アメリカザリガニ

毎月、海におでかけ。アカテガニの一生

普段は山などで生活をしているアカテガニですが、メスが卵をはなす時だけ海にやってきます

海に放たれて、幼体時のアカテガニは1ヶ月間の間に何度も脱皮を繰り返し、上げ潮にのり川から川岸に上がり。

その時点では、1センチくらいの子ガニ。

子ガニは何度も脱皮をして、3年くらいをかけて生体になります。

ちなみにアカテガニは、毎月、満月の時に海に来ては、卵をはなし、そこで交尾をして山に帰るということを繰り返しています。

なぜ、アカテガニが満月の日がわかるか、不思議ですね。

以上がアカテガニの紹介です。

今回は海の近くでアカテガニにあったので、交尾した後の帰りみちだったのでしょうか。

今年は、サワガニ、ワタリガニ(ガザミ)、アカテガニに会うことができました。

また違うカニにもあってみたいですね。それでは、また。

海は子供たちのテンションを上げてくれます 一色海岸潮干狩り
タイトルとURLをコピーしました