コロナ自粛で始めたblog。近隣のお出かけと子供たちの虫採集の日々を書いていましたが、
新しい場所に行かなくなり、虫たちもいなくなり。。。
題材が無くなりつつある冬になろうという季節。
そんな雑草も枯れ始めた秋の終わりに、キリギリスの仲間「クビキリギス」に出会いました。
クビキリギスの名前の由来 首が切れても離さない
クビキリギスは、キリギリスの仲間の中でも大きな顎が特徴。
噛まれて、離そうと思い引っ張ると、首が捕れても離さないと言われています。
それが名前の由来、首切螽斯(キリギリス)となりました。
また、アゴが赤いことも特徴で、「血吸いバッタ」、「クチベニ」などの別名もあります。
強力なアゴ、それがクビキリギスの特徴なんですね。
意外に長寿なクビキリギス
クビキリギスは、5、6月に交尾、産卵、7月に羽化、幼体を経て、10月に成虫。
その後、越冬して、春から初夏にかけて産卵という流れです。
越冬するため、丸1年、生きています。
また、飼育下では2度の越冬した記録もあり、他種と比べると長寿です。
バッタ界の4番バッター ショウリョウバッタ
何でも食べる雑食
イネ科の植物の穂や新芽を好んで食べますが、他にも小さな虫も食べます。
飼育下では、鰹節や金魚のエサ、ドックフードも食べるようです。
植物や生き餌を与えず、市販のエサでも対応できるので飼育しやすいです。
以上がクビキリギスの紹介です。
鳴く虫といえば秋のイメージが強いですが、クビキリギスは春から鳴き始めます。
春から秋まで遊んでくれるクビキリギス、貴重ですね。それでは、また。
撮影場所 海南こどもの国 遊具がおすすめの公園